研究手法をまとめておく。

Descriptive Research 記述的研究

ある現象を調査し、詳細なデータを収集して実態を把握しようとする研究手法。

そのため、細かく正確な記述をしなければならない。また、その現象のの説明や仮説を立てるものではない。

その記述の正当性はその時限りの場合もある。なぜなら、現象は変化することがあるからだ。その場合は複数回に渡って同じ調査を繰り返し、『なぜ変化したのか?・なぜ変化せず安定しているのか?』という問いも生まれる。

研究ではなくエッセイになりがちなので注意。

 

Exploratory Research 探査研究

What?とWhy?を問う研究手法。Xが起こっているのかを事実に基づいて考え、その理由を考察する。

一見簡単そうに見える問いも、副次的な問いや複雑な理由があるときがあるので注意。

Exploratory Research 探査研究 は新規の結果・知識を探求しているとき、ある振る舞いの理由を特定しようとする時などに利用される。

 

Predictive Research 予測研究

What if?を問う研究手法。複数の要因の関係を調べ、答えや結果を予測しようと試みるもの。

すでにあるデータから仮説や推論を立てて進めていく。蓋然性に基づく。

 

Explanatory Research 説明的研究

Why?だけでなくHow?, Why not?, if so, what?も含めて考察する研究手法。

特に2つもしくはそれ以上の現象の関係を考え、因果関係を見出す。

Descriptive Research 記述的研究やExploratory Research 探査研究でデータや結果を得られたら、この手法はより細かく考察するために役立つ。

 

Empirical Research  実証研究

確認可能なもの、確実な実験・経験のデータから帰納的に求めたいものを考察する研究手法。

理論より観測可能な事実・証拠に基づいて考察する。しかし、その事実・証拠を理論を用いて解釈する。

 

Experimental Research 実験的研究

研究対象を操作可能にしてWhat if?,If…then?を問う研究手法。

操作可能な対象の因果関係に基づく。

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