最近,「イギリスの大学院入学した時にはどうやって英語勉強したんですか?」という質問をよく受けるようになって来たので,私自身の備忘録としても英語の勉強法をまとめておきたいと思います.
今回はSpeaking編.
とうとう最終回のSpeaking編です.
今まで,長々と基本編,Reading編,Listening編,Writing編を書いてきましたが,いよいよ最後です.今回の記事も今までの記事を読んでいただいていることを前提として書くので,もしそちらがまだでしたら先にお読み頂いた方が,今回の記事の話が頭に入りやすいと思います.
Speakingを4番目に勉強する理由
この表を使うのも今回が最後です.最初から最後まで一貫してこの表を使い続けました.
前回の記事でも書きましたが,アウトプットも2つの側面 瞬間的か瞬間的ではないか に分けることができます.そして,Speakingは瞬間的なアウトプットと言えます.
ここでいう瞬間的というのは,自分のペースで進められるかそうでないかということです.Writingなら分からないことがあった時に,パッと作業をやめて調べることができます.しかし,Speakingでは分からないことをいちいち調べながら話すということは難しいでしょう.街で急に英語で話しかけられて「英語で何ていうか分からなくて答えられなかった」なんて話をよく聞きますが,それはやはりSpeakingが瞬間的な要素を強く求めるものだからだと思います.
私はインプットがなければアウトプットはできないと思っています.そして,まずは自分のペースでいいからゆっくりでも確実に身につけられることから始めていき,徐々にコンフォートゾーンを抜け出して多少プレッシャーのかかる緊張感のあるものに挑戦していく方が上達は早いと考えています.だからこそ,Reading→Listening→Writing→Speakingの順で勉強しました.
私のSpeakingの勉強法
話し相手探し
Speakingは当然ですが話し相手が必要です.ですが,いざ話し相手を探そうにも英語がペラペラの相手なんてそう簡単には見つかりません.
では,どうやって探すと良いか.まずはそこからお話しします.(といっても3分の2は前回の投稿と同じ方法なのですが)
HelloTalk(要 注意)
HelloTalkというアプリがあります.
これはランゲージエクスチェンジをするためのアプリで,自分の母語と学びたい言語を登録すると,マッチングをしてくれるアプリです.
例えば,母語が日本語で英語を学びたいと登録するとします.一方,世界のどこかには別の誰かが母語が英語で日本語を学びたいと登録しています.このアプリはそんな人々マッチングしてくれるのです.
そして,利用料は基本的に無料です.(一部有料のサービスもありますが,私は無料の部分だけで使っていました.)
このアプリには通話機能も付いていますし,ビデオ通話の機能もあります.なので,Speakingの練習ができます.
しかし,前回もお伝えしましたが,こういったアプリにつきものなのは,どうしても出会い目的の人や詐欺まがいの人,個人情報を聞き出そうとしてくれる人などがいることです.もちろん,多くの人は純粋に言語を学びたいと思っているはずですが,そういった本来の目的とは違うもののためにこのアプリを使う人もいます.
さらに,前回のWritingに関してなら文面だけのチャットだけでしたが,今回は音声のやりとりやビデオチャットなら互いの顔もわかってしまいます.なので,より一層気を付けて使う必要があるでしょう.
身の安全には充分に気をつけてください.
エクスチェンジパートナーを探してSkype
もう一つの方法は,日本語を勉強したいと思っている英語話者と友達になり,Skypeか何かでランゲージエクスチェンジをする方法です.リアルの友達に事情を話すと意外と繋がれることもあります(こればっかりは運ですが・・・).そこからはSkypeなどのツールで会話をすると良いでしょう.
それに,リアルの友達からの紹介の方が信頼度は高いのではないでしょうか?
DMM英会話
しかし,結局はお金をかけた方が早くて確実と言うのもまた事実のような気がします.
前回の投稿と同じで,お金がかかってもいいという人はDMM英会話がオススメです.オンラインの英会話コースですが,講師の方が数え切れないほど多くいて,丁寧な指導をしてくださる方が多いです.さらに,国籍もアジアからヨーロッパまで幅広い国の方々とお話しできるので,シンプルに楽しい.当然,お金を払っているので向こうも真剣に向き合ってくれます.HelloTalkはどうしても友達の延長線上なので,ルーズになりがちなことがありますが,DMM英会話ならそれはないので安心です.
さらにお金がかかるといっても,最安プランなら月6,480円(税込)で利用可能です.1レッスン209円なので,そう考えるととてもリーズナブルな価格ではないでしょうか.
この3つで私はSpeaking練習をしていました.
練習法
Speakingは一言で言ってしまえば,実践あるのみだと思います.
こればかりはどうしようもありません.しかし,その際により効率的な学習をするためのコツのようなものはいくつかあると思います.なので,それを紹介したいと思います.
話すトピックを決める
最初のうちはまず,その会話で何を話すのかを決めた方がいいと思います.
Speakingは自分のペースで進められないと書きましたが,その中でも少しでも自分でペースを保つためのコツです.人間,予想外のことが起きればパニックになる生き物です.話すトピックが決まっていないと,当然予想外のことが起きやすくなります.せっかくSpeaking練習をしてもパニックになって終わってしまっては意味がありません.なので,あらかじめ話すトピックを決めておくことで予習できる環境を整え,どんなことを話そうかな?あれは英語ではなんて言うのかな?と考えたり,調べたりする時間を設けておいた方がより有意義な時間になると思います.
しかし,最終的にはトピックを決めずともその場の流れの会話でも対応できるようになるのが理想でしょう.そのための経験値をしっかり貯めるために,最初のうちは少しでも自分のペースで良いから確実に身につくことを意識して勉強すると良いと思います.
使うフレーズを決める
これも先ほどの内容に似ていますが,覚えた言葉やフレーズはパッと出てくるものではありません.なので,私は予め今日はこのフレーズを使ってみようと前もって考えていました.慣れないうちは本当に1つや2つのフレーズだけで良いんです.例えば,「今日はActually, を使ってみよう」とかそんな感じです.そうして体に染み込ませていくと,自然にフレーズが出てくるようになります.
そうしたフレーズを効果的に使うためにも予めトピックを決めておくと良いと思います.そして,何となくでも「こう言う場面でこのフレーズは使えそうだなあ」と考えておくのです.私はそうやって一つ一つ身につけていきました.
また,新しいフレーズが学びたくなったらReadingに戻れば良いのです.特にBBCはフレーズの宝庫なのでお勧めします.
録音して自分で確認
極め付けはこれです.やはり自分のミスや癖を客観的に分析することは上達に不可欠でしょう.正直,私自身もあまりこれを実践できていたとは言えません.自分の声って録音して聞くと気持ち悪いですよね笑
しかし,それを堪えて聞くと「あ,思っているよりも発音悪いな」とか「全然抑揚がないな」とか,いろいろなことに気づけます.
それに録音があれば,答え合わせも一応可能です.例えば,「あ,冠詞が抜けてるじゃん」とか「前置詞おかしいわ」とか話している最中には気がつかなったことも録音を聞くことで見えてきます.
良薬口に苦しと言うように,効果的な練習法は苦い思いをすることもあります.しかし,実際の会話が通じなくて悔しい思いをするくらいなら,練習の段階で苦い思いをした方がマシではないでしょうか?
Reading→Listening→Writing→Speakingを繰り返す
これで全ての項目が終わりました。
しかし、だからと言って英語学習が終わるわけではありません。このサイクルを繰り返すのです。足りない表現をインプットして、実戦でアウトプットする。すると、また足りないところが分かるのでもう一度インプットに戻る。こうして、地道に訓練していくほかありません。
もちろん、これは私個人の経験談で人によって合う合わないはあると思いますので、一つの参考くらいに留めておいてください。
それでも、役に立てたなら本望です。