デジタルのノートブック


昨今のAIツールの発達は、もはや全てを追い切ることができない. そのため, 私は基本的に研究に使えそうな領域のAIツールを優先的に情報収集し, それ以外は割と諦めているところがある. 今回新たにGoogle NotebookLMというものを試してみた.

Google NotebookLMは, Googleドキュメント, PDF, テキストファイルに加えて, GoogleスライドやWeb URLをソースとしてサポートしている. このツールの最大の特徴の一つは, インラインでの引用機能である.これにより, ソース内の参照箇所に直接移動できるため, ファクトチェックが非常に簡単になる. 参照元の文言や文脈を詳しく調べることができる点は, 研究において非常に有用だと感じた.

また, Notebookガイド機能があり, ソースをFAQやブリーフィングドキュメント, 学習ガイドなどの形式に変換してくれる.これにより, 内容を詳細に理解するのが容易になる.特に便利だと感じたのは, Gemini 1.5 Proのネイティブなマルチモーダリティ機能である. スライドやドキュメント内の画像, グラフ, 図についても質問でき, 関連する場合は裏付けとなる証拠として画像の引用も含まれる.

これまでに使用してきた他のAIツールと比べても, Google NotebookLMは研究者にとって非常に強力なツールであることが分かった. 特に, 情報の整理や参照の効率化に優れている点が印象的だった. これからも積極的に活用していきたいと思う.

このツールを使いこなすことで, 研究の効率が大幅に向上することを期待している. また, 今後も新しい機能やアップデートがあれば, それらも試してみたいと考えている.

参考文献

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