潜水艦は泳ぐことができるか?


しばしば哲学的な問いと機能的な側面は, 一緒になってしまうことがある. 最近であるならば, 大規模言語モデルは間違いなく様々な箇所で使われ, (議論はありつつも生産性を上げている) と言える. それと同時によく語られることが, 「大規模言語モデル, いわゆるAIは意識を持っているのか」という問いや, 「彼らは本当に考えていると言えるのであろうか」という問いである.

もちろん哲学的な問いは非常に興味深く面白い. ただし, ある場面を見ると, そういった問いは不毛であるという主張もある.

Dijkstra (1984) の一節を引こう.

Alan M. Turing thought about criteria to settle the question of whether Machines Can Think, a question of which we now know that it is about as relevant as the question of whether Submarines Can Swim.

(Dijkstra, 1984, p.1)

これは, あの有名なアラン・チューリングの「機械は考えることができるか」といった内容を批判している. 「潜水艦は泳ぐことができるか?」

この別の聞き方が, そもそもの問題に対して新しい見方を提示していると言えよう.

参考文献

  • Dijkstra, E. W. (1984). The threats to computing science.

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