進化の結果、互いに似ていく現象。


上野でやっている大哺乳類展に行ってきた。

事前情報として、今回のテーマは「収斂進化」であると友人から聞いていたが、 私にとってこの言葉は耳馴染みのない言葉であった。 なので、事前にこの収斂進化について調べていたが、非常に興味深い現象だった。

収斂進化 (Convergence)は起源は別であるにもかかわらず、進化を 重ねていた結果、類似性を持った結果に収斂していくと言う現象である。 有名な例としては鳥と蝙蝠は起源が異なる種であるが、 互いに似たような形態の翼を用いて飛行を可能にしている。 同じ種から進化していれば当然の結果と考えることができるが、 鳥と蝙蝠は、主として異なる起源を持っている。 にもかかわらず 両者とも翼を発達させて聞こうと言う現象を可能にしている。

このように 期限は別であるにもかかわらず、類似性を持った結果に修練していく現象のことを収斂進化と呼ぶとのことだ。

最初私はこの話を聞いた際に、興味深いがあまり言語学とは関係がないように捉えていた。

しかし、調べてみると(とりわけ)生物言語学において、この発想は重要であることを学んだ。

例えば、チョムスキーの普遍文法は全人類が生得的に有していると考えられているが、 もともと個別で発達してきたものが、最終的に終了進化に似たような形態に落ち着いたと考えることもできる。

参考文献

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