イギリス大学院生のiPadを使った英語学習の紹介.
私は現在イギリスの大学院に籍を置いています.
まだまだ自身の英語力不足に悩まされる身ではあるものの,大学院が必須条件として設定した英語力はクリアして入学しています.なので,それなりに英語学習に時間を注いできましたし,その努力もある程度結果として現れてきたと思います.
その中で,私が実践してきた勉強法の1つを紹介します.
それがiPadとBBCのデジタル勉強です.
この記事はどんな人向け?
- 英語の勉強に興味がある人
- リスニング力を強化したい方
- iPadを使った勉強法に興味がある人
- コストを抑えて勉強したい人
BBCとは
ここでは簡単にまとめておくことにします.
- BBCはイギリスのNHKのようなもの
- 国営放送なので言葉遣いなどに細心の注意が払われている
- そのBBCが英語学習者向けに無料の教材コンテンツをインターネットで配布している
つまり,信頼性のある機関が作成した教材が無料で利用可能ということです.
そして,せっかくデジタルで用意してくれているのなら,デジタルという利点を最大限活かして勉強しようじゃないか,と試行錯誤した結果iPadとBBCの教材は最高の組み合わせだという結論に達しました.
今回はその勉強法をまとめた記事です.
使うもの
この勉強法で使うのものはこちら.
- iPad
- Apple Pencil
- アプリ “Documents by Readdle”
- BBC Learning English
- Mac or Windows PC
iPad and BBC の使い方
この方法は大きく3ステップに分かれます.順に説明します.
1.BBC Learning English からPDFと音声ファイルをダウンロードする.
MacかWindows PCを使って,まずはBBC Learning EnglishのページからPDFと音声ファイルをダウンロードしましょう.
PDFはiPadだけでもダウンロード可能ですが,音声ファイルをiPadだけで扱うのは骨が折れますし,ファイル管理の扱いはiPadの少し苦手な部分なので,ここではMacかWindows PCを使うことをオススメします.
ダウンロードはページ右上のTakeawaysという部分から可能です.
2. フォルダにまとめる
ダウンロードしたPDFと音声ファイルを1つのフォルダにまとめます.
今回は試しに,このページのPDFと音声ファイルをダウンロードして1つのフォルダにまとめました.
BBC Learning Englishにはたくさんの教材があるので,教材ごとにフォルダ分けをしておくと管理が楽になります.
3. iPadのDocumentsアプリに作成したフォルダを送信.
MacかWindows PCで作成したフォルダをiPadに送って,Documentsで扱えるようにします.
iPadに送る方法は色々ありますが,Macユーザーの方にオススメしたいのはAirDrop機能です.MacとiPadが両方ともWi-Fi,Bluetooothに接続されていれば,無線でデータのやり取りができます.
MacからAirDropでデータを送信するには,送りたいフォルダを右クリック→共有(Share)→AirDrop で可能です.
iPadではAirDropで受信すると,どのアプリで開くかを聞かれるので,ここでDocumentsを選択しましょう.
これでiPadにBBC Learning Englishのデータを転送することができました.
あとは勉強するだけです.
iPadでデジタル勉強
早速AirDropで送ったデータを開いてみます.DocumentsはPDFも音声もどちらのファイルも取り扱えるのが便利です.
さらに,音声ファイルはバックグラウンドでも再生できます.なので,音声を聞きながらPDFファイルを見るということが1つのアプリで可能です.これがデジタル勉強の強みの1つ.iPadとApple Pencilがあれば,どこでも勉強が可能になります.
PDFファイルを開くとこんな画面で表示されます.iPadは画面が大きいので,PDFファイルの視認性も抜群です.音声ファイルを流しながら,その原稿を読むことでリスニング力の向上が期待できます.
さらに,ここでもデジタルの強みが発揮されます.
英語学習にとって重要なものの1つに単語力があります.いくら文法が完璧でも単語を知らなければ,文の理解はできません.
iPadには標準で辞書機能が付いているので,分からない単語が出てきたら,その単語をなぞってタップで意味を調べることが可能です.これが本当に便利.ちょっとしたスキマ時間や移動時などにも,サッと勉強できる環境があると捗ります.
調べ方は,調べたい単語を選択して定義というボタンをタップ.それだけで辞書がポップオーバー表示されます.
そして一番便利なのは,直接画面に書き込みが可能なことです.画面上部中央の注釈というところをタップすると書き込みモードになります.
知らなかった単語の訳をメモしたり,重要だと思った場所にラインマーカーを引いたり,気をつけるべきポイントと書いたりと,自分だけのノートがiPad上で作れてしまいます.
まとめ
快適な学習環境を整えておくと勉強の効率化にも繋がります.
iPadはあらゆる教材を1つの端末にまとめられます。Apple Pencil さえあれば、何本もペンを持ち歩く必要も、消しゴムも必要無くなります。
是非オススメの勉強法です。
iPadをもっと勉強に役立てたい方はこちら.