現代の執筆スタイルへの疑問


現代において, 研究生活に限らず生産的な活動では「まず手を動かすことだ」とよく言われる. その代表的な例が, マーク・ザッカーバーグが用いていた “Done is better than perfect” というような文言にも表れているだろう.

一方で, このスタイルに対して異議を唱えている興味深い一節を見つけた.

今回はそれについて詳しく見ていく.

As a referee I have to judge many manuscripts and the ones prepared on word-processors are invariably the worst, qua printing quality, or qua layout, or qua style, notation, and contents. The proposed style of composing —write first, improve later— rarely leads to a text from which all ill-considered turns have been weeded out.

(Dijkstra, 1984, p. 3)

――まず書き, 後で改善する――が, 熟考されていない表現がすべて取り除かれたテキストにつながることは稀である.

これは逆に, 今の我々が一旦意識しておくべき重要な指摘なのかもしれない.

参考文献

  • Dijkstra, E. W. (1984). The threats to computing science.

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