NotebookLMでスライドを作成する.
以前の投稿で, Geminiにスライド作成機能が追加されたことについてまとめた. それに加え, NotebookLMにもスライド作成に関する機能が追加されたため, 今回はそちらについてまとめる.
NotebookLMは以前の投稿でも触れた通り, 簡易的なRAGサービスである. このNotebookLMとスライド作成機能の親和性は極めて高い. なぜなら, NotebookLMはRAGシステムを基盤としているため, 当初からPDFファイルなどのソースを保持しているからである. そのためGeminiのようにその都度ファイルをアップロードする必要がなく, すでに読み込み済みのPDFから直接スライドを作成することが可能となっている.しかも, この機能は以前の投稿で言及したNano Banana Proによって画像として生成される点が非常に興味深い. 繰り返しになってしまうが, Nano Banana Proの性能は凄まじく, とてもリッチなスライド画像を生成する.
加えて, 作成されたスライド資料がNotebookLMのプロジェクト内に保存される点も, 管理において非常に有用である. こうした観点から, スライド資料の作成に関しては, Gemini以上にNotebookLMの方が使い勝手が良い.
何より, 生成されるスライドの質は以前のまとめ通り非常に高い. Nano Banana Proの画像形式ではあるが, そのまとめ方は目を見張るものであり, 眺めているだけでも外観が把握できるような質の高いものになっている. NotebookLMというサービス一つによって, 私たちの「学び」や「アウトプット」の方法が根本から覆されつつあると実感する.