この投稿では、留学生のイギリスでの銀行口座(Bank Account)の開設方法について書こうと思う。参考になれば幸いである。
イギリスでの主な銀行は
の4つらしい。
私はとりあえず、街で1番最初に目に入ったBarclaysという銀行で口座を開設した。後から調べて分かったが新学期である9月〜10月くらいにかけては、銀行によって学生向けの新規口座開設特典などを用意しているところもあるようだ。 どの銀行にするか悩んだ時は上記の4つの銀行のホームページくらいは見てからにしても遅くはないだろう。
日本と同じで口座開設にはいくつか書類が必要である。必要な書類は下記のもの。
- パスポート
- ビザ
- イギリス国内の住所が証明できるもの
- 大学・学校からの紹介状(Bank Letter)
私はこのBank Letterというものの存在を知らずに、右往左往した。Bank Letterとは学校が発行する公的な書類で、その人物が学校に在籍していることを銀行に対して保証する書類である。このBank Latterは学校で手に入る。Registrationなどの際、Bank Letterが欲しいと言えば、伝わるだろう。しかし、銀行毎にフォーマットが違うようなので、大学にBank Letterを依頼する時点で、どこの銀行で開設するかを決めておく必要がある。
さらに、私は大学の寮に住んでいたので、住所の証明も併せてBank Letterに記載してくれた。なので、私は「イギリス国内の住所が証明できるもの」 と 「Bank Letter 」は1つの書類にまとめることができた。こういった些細なことをサポートしてくれるのが大学の寮の有難いところである。
さて、必要な書類が揃ったら銀行に行こう。I’d like to open my bank accountと伝えれば、案内してくれるはずだ。
Barclaysの場合は、最初にタブレットのようなものに名前などの個人情報を打ち込むよう案内された。そこまで難しい英語が出てくるわけではないので、何となくでも進めていけるはずだ。しかし、ひとつだけ「なんだこれは?」と分からなかったところがあった。Maiden name of your motherという項目である。これは母親の旧姓を意味する。セキュリティのチェックの際に使うことがあるらしい。この項目だけ、どういう意味か分からなかったので近くの職員さんに確認した。
全ての項目を入力するとApplication Reference Numberというものが表示される。その番号をメモして、また受付にもどる。(ケイタイのメールアドレスを登録しておけば、そのアドレス宛に同じものが送られるのでメモをする必要もない)
そこからは対面で作業が進められていく。「日本人のお客さんは初めてだ」と言われ、改めてNewcastleには日本人は少ないのだなと感じた。
この対面中はこちらがやることはほとんどない。たまに入力事項が正しいかの確認をして、最後に署名をして終わりになる。
また、イギリスでは通帳というものは使わずオンラインバンキングが通帳の役割を兼ねているようだ。そのため、口座を開いたその場で何かを受け取るということは無い。5営業日以内にキャッシュカードとデビットカードが一体となったカードが郵送されてくる。(私は3日ほどで来た)
これで、口座の開設は完了である。
必要な書類が揃っていれば、あとは事務作業だ。なので、むしろ書類を揃える方が大変だった。特にBank Letterは日本には無い文化なので注意してほしい。