あらゆる言語に共通する単語のリスト.


言語の重要な違いとして、各言語間で使われる単語が違うと言う点がある.

例えば、日本語では「私」 /watashi/ という単語を英語では “I” /ai/ で表現する.こういった日本語と英語,英語とフランス語,日本語とフランス語といった各言語の差は言語学の非常に重要なトピックとなる.

こういった言語間の差において,単語の差は重要である.ある言語にある単語が別の言語にはないこともあり得る.

こういったことを踏まえ,様々な言語に共通して存在する単語を調査した Swadesh List というのものがある.

これはアメリカの言語学者 Morris Swadesh が作成したリストであり,その名前をとり Swadesh List と呼ばれる.

一例として,このリストのアルファベット順の先頭 50 単語を引用する.

001 ALL

002 AND

003 ANIMAL

004 ASHES

005 AT

006 BACK

007 BAD

008 BARK (OF A TREE)

009 BECAUSE

010 BELLY

011 BIG

012 BIRD

013 TO BITE

014 BLACK

015 BLOOD

016 TO BLOW (WIND)

017 BONE

018 TO BREATHE

019 TO BURN (INTRANSITIVE)

020 CHILD (YOUNG)

021 CLOUD

022 COLD (WEATHER)

023 TO COME

024 TO COUNT

025 TO CUT

026 DAY (NOT NIGHT)

027 TO DIE

028 TO DIG

029 DIRTY

030 DOG

031 TO DRINK

032 DRY (SUBSTANCE)

033 DULL (KNIFE)

034 DUST

035 EAR

036 EARTH (SOIL)

037 TO EAT

038 EGG

039 EYE

040 TO FALL (DROP)

041 FAR

042 FAT (SUBSTANCE)

043 FATHER

044 TO FEAR

045 FEATHER (LARGE)

046 FEW

047 TO FIGHT

048 FIRE

049 FISH

050 FIVE

(https://people.umass.edu/ellenw/Swadish%20List.pdf)

参考文献

  • 田中久美子 (2021)『言語とフラクタル-使用の集積の中にある偶然と必然-』 東京大学出版会.
  • https://people.umass.edu/ellenw/Swadish%20List.pdf
  • Swadesh, M. (2017). The origin and diversification of language. Routledge.

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