アナログで問いを解く.
以前の投稿で、シュタイナー問題 (STEINER DISTANCE PROBLEM) を見た.
その際に、この問題はNP問題であり、コンピュータのような計算機では解を求めることが非常に難しいことも併せて見た.
さて、ここで1つの動画を紹介したい.
https://youtu.be/Rv0Xp_12bEc?si=nVD_NIREaJW2YF9B
この動画ではしゃぼん膜を用いて、すべての点を結ぶ最短距離を導出している.
つまり、この動画が示すところでは、デジタルコンピューターではときに難しい問題をアナログで解決していると言うことができるだろう.
これは現代を生きる我々には盲点となり得る視点である.
この世界(自然世界)には元来備わっている仕組みがあり、その仕組みを用いれば、複雑な問題も解くことができるのかもしれない.
この考え方は、チョムスキーの提唱するミニマリストプログラムの第3要因に通じるものがある.
そもそもこの世界にある法則を用いれば、人間の言語能力の説明に必要な部分はより少なくすることが可能かもしれない.
このモチベーションで提案されているのが言語設計における第3要因 (The third factor) と言えるだろう.
参考文献
- (自由研究シャボン玉)しゃぼん膜で最短距離が測れるかhttps://youtu.be/Rv0Xp_12bEc?si=OFTsOsI9QCa3RMVz