有機体系の一般性質


以前の投稿で自然の完璧さや, “Sinn für das Schöne” (自然の美意識) を学んだ. これらが言語にも関与しているというのが Minimalist Program の基本発想である. そして, それらは俗に第3要因として言及されるが, Chomsky (2004) では次のように表現されている.

  1. Individual experience (PLD), which selects among the options allowed by S_0
  2. S_0 itself, a product of evolution
  3. General properties of organic systems

(Chomsky, 2004, p. 105)

General properties of organic systems (有機体系の一般性質) によって言語の様々な諸条件が定まるとすれば, 言語固有の能力は非常に限られたものになる. ひいては言語獲得におけるプラトンの問題や, 進化的な観点におけるダーウィンの問題の解決にも光明が見える. こういったアプローチがミニマリストプログラムの特徴である.

参考文献

  • Chomsky, N. (2004). Beyond explanatory adequacy. In A. Belletti (Ed.), Structures and beyond: The cartography of syntactic structures (Vol. 3, pp. 104–131). Oxford University Press.

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