MergeからMERGEへ


以前の投稿で, Kitahara (2018) をもとに, 人間言語が満たすべき条件の確認とそれに伴う再定義を見た. 今回はそれに引き続き, MERGEの再定義を見たい.

(2) Revise Merge to MERGE (the simplest combinatorial operation, working on

WS, in accord with (1))

Given WS, a set of SOs, let Σ be the shortest sequence (X₁, …, Xₙ) such that

(a) Xᵢ is accessible, and

(b) Σ exhausts WS

MERGE (Σ) = { {X₁, X₂}, X₃, …, Xₙ }

(Kitahara, 2018, p. 145)

ここで非常に重要なことは, このMERGEを最も単純な組み合わせの操作でありながら, 改めて「WorkSpace (WS) に対して作用する」ものであると再定義していることであろう.

これは従来 Merge が議論を生んでしまっていたLate Mergeなどの発想を根本的に不可能にするものであり, その点で非常に重要な転換である.

参考文献

  • Kitahara, H. (2018). Some consequences of MERGE + 3rd factor principles. 慶応義塾大学言語文化研究所紀要, 49, 143-159.

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