Series 2 から Series 5へ.
今回はApple Watch Series 5のイマイチな点を4つまとめます.
先日,Apple WatchをSeries 2 から Series 5に変えて感じた良かった点を5つ紹介しました.
この前の記事は良かった点をまとめましたが,今回はイマイチだった点をまとめます.
比較するApple Watch
比較するのはApple Watch Series 2とSeries 5です.大きく変わったのはCPU,画面サイズ,常時表示ディスプレイの3点だと個人的には考えています.
それぞれのApple Watchに対して,詳しく知りたい方は前回の記事に細かい情報を載せているので,そちらをご覧ください.
今回は比較するApple Watchの情報はこれくらいにして,すぐに本題に入ります.
変えてもイマイチだった4つのこと
では,早速Series 2から5に変えたけれど正直イマイチだった部分を紹介します.
電池持ちはイマイチ
電池持ちは以前からApple Watchの弱点の一つでした.Series2からSeries5に変えても,電池持ちが良くなったとは思えません.
もちろん,3年間使用しバッテリーがヘタっていた私のApple Watch Series2に比べてみれば,電池持ちは良くなっています.しかし,それはバッテリーがヘタっていたからこそ感じる変化であり,言ってみればマイナスがゼロに戻っただけです.ゼロがプラスになったわけではありません.
3年前のことなので正確な記憶ではないですが,購入した直後の新品同然の頃のApple Watch Series2のバッテリー持ちと,今回のSeries5のバッテリーの持ちは同じくらいだと思います.
一日くらいなら問題なくバッテリーは持ちます.しかし,例えば1泊2日の旅行に行った時には充電が必要になるでしょう.Apple Watchの充電器は独自仕様のものなので,専用の充電ケーブルが必要です.そのため,荷物が増えます.
欲を言えば,せめて3日くらいは充電なしでも動いてくれるレベルまで進化してほしいなと思います.
重さの変化は感じない
Apple Watch Series 2 ステンレススチールモデルは重さが41.9 gでした.一方,新しいSeries 5は40.6 gです.なので,1.3g軽くなりました.
しかし正直,この変化は微々たるもので日常生活において,その差を感じることはまず無いでしょう.
2つを同時に持って比べてみて,やっとわかるレベルです.1.3gといえば1円玉1枚くらいの重さですからね.
ただ,重さに関してはSeris2でも個人的には全く問題がないので不満があるわけではありません.
セルラー通信は使わない
Series3以降のApple WatchはGPSだけでなく,セルラー通信(携帯用電波通信)が利用可能になりました.ざっくり言うと,それまではApple WatchはiPhoneを経由してしか電話やメールを受信出来ませんでしたが,セルラー通信が利用可能になるとApple Watchだけでドコモやソフトバンクの電波を使って直接通信できるようになるということです.
しかし,今まで私はこの機能を使ったことがありませんし,なくて困ったこともありません.
基本的に外に行く時はiPhoneも持って出かけるので,iPhoneを経由して通信できます.iPhoneを持たずに外に出る時はランニングをする時ぐらいです.その時もせいぜい30分前後の外出ですし,何よりランニング中にメールを返信したり,電話に出たりすることなんてありません.
海外では海でサーフィンをしていた時に沖に流されてしまったが,Apple Watchで電話が出来たので助けを呼べたと言う事例もあるそうですが,私の生活スタイルではそういったことはまず無いです.
なので,セルラー通信が搭載されたからといって,その機能にありがたみを感じたと言うことは今のところ一回もありません.
できることは変わらない
最大のイマイチな点はこちらです.Series2からSeries5に変えても基本的にできることは変わりません.
確かに,Series 5に変えて画面は大きくなりましたし,動作速度は速くなったので,より快適に使うことができるようにはなりました.しかし,それは快適さの向上であって新機能ではありません.以前のApple Watchでもやろうと思えばできることばかりです.
これはApple Watchが最初から完成度の高い製品だったと考えることも可能です.しかし,やはり新しい製品を買ってみたら,以前には出来なかった新しいことをしてみたいと思うのは消費者としては普通の欲求では無いでしょうか.
日本の法規制により制限されている機能もあるので,Appleが一概に悪いとは言いませんが,革新的な進化が起きていないことは確かでしょう.今後,どういう進化を見せてくれるか楽しみでもあります.
まとめ
個人的には買い替えて満足はしています.
しかし,先ほど述べたように今回買い替えて感じたのは,快適になっただけで新しいことができるようになったわけではないということです.バッテリーがヘタらなければ買い換える必要はなかったかもしれません.
それを踏まえると,例えばこれから3年後にはまたバッテリーがヘタってしまうでしょう.しかし,その時のApple Watchの進化具合では買い替えではなくバッテリー交換を選択するということも十分あり得ます.なぜなら,そちらの方がおそらく安く済みますし,買い替えても生活に大きな変化が生まれないことも考えられるからです.
今後のApple Watchがどういう進化をするのかは誰にもわかりません.しかし,また革新的な進化を期待してしまうのがファンというものでしょう.