自分がユーザーになる
昨年の秋ごろから継続して, 統語論の樹形図を描くためのシンタックスツリージェネレーターを自主開発している.
日々改良を続けることで, どんどん使いやすくなっていることを自分でも実感することができる. そこで改めて感じたのが, そのプログラムを使う使用者と, そのプログラムを開発する開発者が同じであることは, こういった小規模プログラムや非常に用途(樹形図を描くなど)が限られるプログラムに対しては, 非常に都合が良いことがあるということである.
自身が使用していく中で, この機能が足りていないといった点や, この部分が使いにくいといった点など, 様々な観点に気づくことができる.
もちろん使いやすさや自身では気づかない不足点に対しては, 他のユーザのフィードバックを得る必要があるであろうが, 全く使わないシステムの開発をする場合に比べれば, より具体的な改善点が見えやすいというメリットを明らかに感じている.
最近では, 特殊記号を毎回打ったり, ネット上からユニコードを確認しに行くのが非常に億劫であったため, 特殊記号の入力機能を追加した. これが非常に便利で1つ課題が解決された感じがしている. しかし他方で, 今回の入力機能はマウス操作で入力を行う設計にしたが, それだと都度キーボードから手を離さなくてはいけないというような, さらなる改善点も具体的に見えてきた. こういった実際に使ってみての具体的な改善点を把握できるのが, 使用者と開発者が同じであることのメリットであろう.