個別言語の差異は外在化の際?


個別言語の差異と普遍文法の共通性はかねてより議論されてきた.

ミニマリスト・プログラム時代になると理論モデル自体が大きく変更されることになるがBerwick and Chomsky (2011)はこれを普遍的な内在的計算システム(computational system)と多様性を持つ外在的な感覚運動システム(SM system)とに切り分けることで説明を試みている.

Parameterization and diversity, then, would be mostly –possibly entirely– restricted to externalization. That is pretty much what we seem to find: a computational system efficiently generating expressions interpretable at the semantic/pragmatic interface, with diversity resulting from complex and highly varied modes of externalization, which, furthermore, are readily susceptible to historical change.
(Berwick and Chomsky 2011: 37–38)

パラメーター化と多様性は、ほとんど―あるいは全く―外在化に限定されることになる。これは、私たちがほぼそのような現象を見出しているという事実と一致する。すなわち、計算システムは意味・語用のインターフェイスで解釈可能な表現を効率的に生成しており、その多様性は複雑かつ非常に多様な外在化の様式に起因していて、さらにそれらは歴史的変化に容易に影響される。
(筆者訳)

先日,別分野の研究者と話をしたが,こういったそもそもの言語というものに対しての解像度の上げ方の特殊性はコミュニケーションの難しさを挙げているように感じた.

参考文献

  • Berwick, C., & Chomsky, N. (2011). The biolinguistic program: The current state of its evolution and development. In A. Di Sciullo & C. Beockx (Eds.), The biolinguistic enterprise: New perspectives on the evolution and nature of the human language faculty (pp. 19-41). New York: Oxford University Press.

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