会社員になってもうすぐ2年が経つ。
“You are the average of the five People you spend the most time with.”
“あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の人々の平均になる”
Jim Rohn
去年の5月にこんな投稿をしていた。
https://sy-linguistics.com/2021/05/09/japanese/quit-job/
投稿からさらに1年と3か月が経った2022年8月現在。
私はどうしているかというと、まだ変わらずに会社員をやっていて、なんとも情けない話である。あれ以降、多少会社員というものにも慣れてきてしまい、そこそこ楽しいこともあったりしてなんやかんやと今まで続けて来てしまった。
今は夏季休暇で少し時間があるからこの投稿を書いている。
オオカミ少年のようだが、やはり仕事を辞めたいと考えている。
もうすぐ2年が経とうとしているものの、仕事を辞めたいという思いは消えていない。
なんで、こんな状況なのかと文字に残しておきたいと思う。
端的に言えば時間が経つにつれて、自分が嫌な自分になっていくことを自覚できるからだ。
就職以前に比べて、自分の五感が衰えた。
就職以前に比べて、感動することが減った。
就職以前に比べて、生きている実感を失った。
就職以前に比べて、世界を彩色できなくなった。
就職以前に比べて、深い思考をすることが難しくなった。
就職以前に比べて、怒りやすくなった。
就職以前に比べて、人生のコントロール感を失った。
就職以前に比べて、自由でなくなった。
就職以前に比べて、世界が狭くなった。
就職以前に比べて、笑うことが少なくなった。
就職以前に比べて、場所の制約が増えた。
就職以前に比べて、多様性がなくなった。
就職以前に比べて、生きる意味を感じなくなった。
もちろん、就職したことで得たこともある。結局は得たものと失ったものを天秤にかけて、どちらの生活が幸せなのかという話になるのだろう。
就職以前に比べて、安定した収入を得られるようになった。
就職以前に比べて、プログラミングの知識がついた。
就職以前に比べて、社会というものを知った。
就職以前に比べて、プロの凄さを知った。
就職以前に比べて、会社員というものを知った。
就職以前に比べて、今後の人生が見えた。(見えてしまった。)
就職以前に比べて、組織というものを知った。
さて、得たものと失ったものを天秤にかけて、どちらの生活が幸せなのだろうか。
個人的には就職以前のような気がしてならない。
冒頭にJim Rohnの言葉を引用した。私は最も一緒に過ごす時間の長い5人の人々の平均になる。果たしてその平均になりたいだろうか。その生活をして死ぬときに良かったと思えるだろうか。おそらく思えないと考えている。(もちろん、周りの人々を悪くいう気は全くない。これは好みの問題だ。)
しかし人間、変化というものは怖いもので、この場に立ち止まってしまっているうちに2年が経とうとしてしまっている。段々と若さという特権も失われつつある。修士時代に持っていたある種の全能感は若さゆえだったのが、それとも当時の生活がそうさせていたのかはわからない。
これが年齢を重ねたことによる変化ならどうしようもないかもしれないけど、もし環境の影響だとしたら環境を変えることに意味はある。
それにまだ若さも少しは残っている。ただ、少ししか残っていないからこそその使い所に臆病になっている。そうこうしているうちにその残りがまた減ってしまっていく。そうしてこの2年を使ってしまった。
だからこそ変化が必要なんだ。その変化が無駄になるかもしれないし、今のまま進むことが正解なのかもしれない。
結局どうなるかは分からないからこそ行動することに価値はあるはずだ。変化を楽しむことが大切。
少なくとも、今の自分が嫌なのなら何かしらの変化が必要だ。そのためには行動が必要だ。
頑張ろう。今日の自分。