以前から痛かった脚の件で医者に診てもらうことができた。

ここで医者に行ったと言わないのは、なんと医者が来てくれたからである。

そこで留学生活における保険の有り難みを痛感した。

そんな体験を記したい。

私が登録している保険はジェイアイ傷害火災保険というものだ。

 

そもそもなぜ医者に診てもらうことになったのか。

私はひと月ほど前から膝に痛みを感じるようになった。最初は左膝が痛み出し、2、3日したら治るだろうと思っていたが右膝も痛み出した。2週間ほど経っても痛みは取れず不安になってきた。そのため、医者に行こうと決心したのである。

しかし、ここから問題だった。

まず、イギリスと日本の医療システムの違いに戸惑った。

日本では国民保健に加入していれば、一律3割負担でどの医者にも行くことができる。これは実は世界一とも呼べる医療システムだと思う。(社会保障費などの問題はあるが)さらに、大病院だけでなく町医者も多い。1つの町に小児科や耳鼻科や眼科など一通りの医者は揃っていることだろう。つまり、低価格で自分の行きたいタイミングに行くことが出来る。

一方、イギリスにもNHS (National Health Service)という国民保健のようなシステムが存在している。これは国民の医療費はすべて無料というシステムだ。留学生も長期留学の場合は加入が義務付けられている。これだけで聞けば「日本よりもイギリスの方がいいじゃない」と思うかもしれないが、そうは問屋がおろさない。

このシステムではまず一人一人にGP (General Practitioner)という医者が割り当てられる。この医者はなんとこれは簡単に言えば一般科のかかりつけ医のようなもので、どんな病状になってもまずこの医者に診断してもらう。風邪でも関節痛でも耳が痛くても、まずはGPに行かねばならない。そして、そのGPがより詳しい診断が必要と判断した場合のみ耳鼻科や眼科などのより専門化した医者に送られる。ここまでで、想像できると思うが、無料なうえにまずは一人の医者に会わなければならないとなるとGPはいつも大混雑なのである。予約を取るのに1週間2週間待ちは当たり前。イギリスで風邪をひいて医者に行くときは、風邪を引く2週間前に予約が必要という無茶ぶりを要求されるのだ。

GP以外に、プライベートの医者も存在している。しかし、こちらの医者はべらぼうに高いらしい。風邪の診察の平均費用が3万円前後だとか。とても、気軽にはいけない。金の切れ目が縁の切れ目である。

さらに問題は病院の英語だ。アカデミック英語は勉強してきたのでなんとかついていけているが、メディカル英語はお手上げである。長い綴りの英語をイチイチ検索して懸命に目的地に着いたものの、大混雑。トボトボ帰ってきた。

そんな時に思い出したのが日本で加入した保険である。

とりあえず電話をしてみた。すると日本人の方が応対してくれた。この時点で安心感が違う。やはり母語というのは思い通りに扱えるものである。難なく玄如樹を伝えると、保険会社側で医者の予約を取ってくれるとのこと。しかも治療費は保険会社持ち。手配も迅速で翌日に、なんと往診してもらえた。いくらかかったのか・・・実費では無理な金額であることは間違いなさそうだ。

こうしてあっという間に無事診断を受けることができた。

この経験から保険の有り難みを感じた。もちろん、留学に来ているのだからこういったことも現地で経験すべきという意見もあるだろう。英語の勉強にもなるはずだ。しかし、医療に関しては安心して受けられるというのも重要だと思う。いくら英語がペラペラになれてもGPの待ち時間が短くなることはない。

今回の一件で、保険のありがたさ・日本の国民保健の素晴らしさ・そして、お医者様の治療とは本来高価なものであるということを経験できた。

3 のコメント

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