留学の際、荷物をどうするかは大きな問題である。

海外に長期留学する際には手荷物だけでは足らず、荷物を送ることも考えるだろう。私も実際、服とデスクトップのパソコンを日本からイギリスに送った。しかし、その時はどうやって送れば良いのか分からず四苦八苦した。これから留学しようという人も同じ問題にぶつかるだろう。そこで、私の経験をここに記しておこうと思う.

 

使ったサービス

留学生が日本から荷物を送るとなると、有名な方法はクロネコヤマトの留学宅急便郵便局のEMS(Express Mail Service )の2つだろう。私は今回、両方とも利用した。その比較も交えながら書いていこう.

 

クロネコヤマトの留学宅急便

日本で一番有名な配送会社というのはクロネコヤマトであろう.この会社は世界中に支店を持ち,海外への配達も行なっている.その中でも留学生を対象に留学宅急便というサービスがある.私はこれでiMacを日本から送った.

このサービスの良い点はやはり,配達業界最大手の配達ノウハウがあることだろう.iMacという精密機器を海外に送るということで,正直に言うと破損などをかなり心配していた.しかし,結果は全く問題なかった.むしろ,私が行なった包装では不十分だったようで強化してくれるという神対応.

送った時
到着した時

さらにこのサービスは,クロネコヤマトのネットワークを活かして最初から最後までクロネコヤマトが面倒を見てくれるのが魅力だと思う.他の会社だと,国を超えた後は現地の提携している会社が配送しますという場合もある.そういう場合にトラブルが起こってしまうと,管轄がどちらにあるのか分からなかったり,そもそも現地の運送会社の評判が悪かったりすることもあり得るが,このサービスは一貫してクロネコヤマトが管理しているという安心感があった.

実際に現地に渡った後も,日本語でメールが送られてきて,「都合が良いのはいつか?」などの細かい調整も行なってくれた.日本にいる時と同じ感覚でやりとりできるというのは,異国の地では有り難さを感じる.

逆に良くない点は,料金が3種類からしか選べないことだ

これは私がいるイギリスを例にしたものだが,ご覧の通り一番小さいサイズのものが28,000円である.

つまり,このサイズほど大きい荷物じゃないとしてもこのサイズにぴったりの荷物でも値段は変わらないのである.なので,そこまで大きなものを送らないのなら,このサービスは不向きかもしれない.

 

郵便局のEMS(Express Mail Service )

もう1つの海外に荷物を送る方法として,郵便局のEMSというものがある.

EMSはExpress Mail serviceの略で,名前の通りスピードを重視したサージスのようだ.

このサービスの良いところは,かなり柔軟な料金体系を持っているところである.手紙などの書類から一般の大きな荷物まで運んでくれる.さらに,このサービスは大きさではなく,重さで料金が決まる.なので,場合によってはとても安い値段で送ることができる.

一覧を貼っておく,詳しくは 郵便局国際郵便料金表のダウンロード(PDF:708kバイト)を参照してほしい.

郵便局ホームページより

悪い点は,日本国内では郵便局が荷物を扱うが,国外では現地の配達会社に委託されることだ.当然,その国の配達システムによって配送に違いがある.すでに,その国の配達システムについて詳しいのなら問題ないだろう.しかし場合によっては,荷物が届かなかったり破損していたりという話もネットを探せばいくらでも出てくる.

実際,私は衣類をこのEMSで郵送したのだが,届いた時は衝撃だった.箱はボロボロで「よくこれで届いたな」と思った.

 

衣類だったので破損はなかったが,紛失はあり得たのかもしれないと思うと怖い.iMacはクロネコヤマトに頼んで正解だったと思う.

それともう1つは,Express Mail Serviceとはいうものの税関に引っかかると到着までに時間はかかる.私の場合は日本で送ったのが9月の18日で到着したのは1週間後の27日だった.ホームページでは2日で届くと書いてあったが,税関に引っかかったらしく到着が遅れた.なので,ホームページの説明は目安だと思っておいたほうがいいだろう.

ただ,税関の問題はヤマトにも同じことが言える.

 

まとめ

まとめるとこうなる.

パソコンなどの精密機器や貴重品を送るならクロネコヤマト.逆に,最悪無くなっても困らない・安さ重視というのならEMSがいいだろう.

両者とも一長一短なので,自分にはどちらがあっているのか参考にしてほしい.

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