生得的なメカニズム
人間の言語は生得的であるというのが生成文法の根本的な発想である. この主張は未だ様々な議論がなされているが, この主張に大きく貢献したのは, ChomskyのほかにもLennebergが挙げられる. Lennebergは次のように述べている.
There is, then, nothing unscientific about the claim that a species-specific behavior pattern, such as language, may well be determined by innate mechanisms
(Lenneberg, 1967, p. 221).
この主張を踏まえてみると, 種に固有の行動様式が, 生物的なメカニズムによって決定されるというものは, 科学的であると考えられる.
実際, これを述べた書物のタイトルは『Biological Foundations of Language』(言語の生物学的基礎)という名前である. 最近では, 脳の測定機器などの発達により, より深い研究ができるようになっているが, 今後の展開が非常に楽しみである.
参考文献
- Lenneberg, E. H. (1967). Biological foundations of language.