最小要件


以前の投稿で生成文法におけるミニマリスト・プログラムでは, 経済性の観点から局所的なプロセスが発生することを見た.

今回, さらにもう一歩, 局所的な関係について踏み込んだ文章を見てみたい. Chomsky (2002) は次のように述べている.

Therefore, local relations must be satisfied in the smallest environment in which they can be satisfied; the amount of structure to be scanned in the computation of a local relation is correspondingly restricted.

(Chomsky, 2002, p. 40)

遠くまで探しに行くことを嫌い, 「条件を満たす一番近くの候補(最小の環境)」で済まそうとする. これが局所性の発生要因になりえるだろう.

他方で コピーのことなどを考えると, この局所性と Language Specific Conditions (LSCs) の関係性にも, さらに深い洞察が必要になる. この部分が非常に言語として興味深い.

参考文献

  • Chomsky, N. (2002). On nature and language (A. Belletti & L. Rizzi, Eds.). Cambridge University Press.

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