理論をいかに構築するか
ミニマリスト・プログラムになって以降, 様々な特徴を言語外の「第三要因」というカテゴリーから導出することが目指されている. この第三要因には様々なものがあるが, 今回は自己組織化について言及している次の一節を見てみたい.
If self-organisation can explain structure, then innate and biologically evolved mechanisms are not necessary. This effectively decreases the number of linguistic phenomena that have to be explained by biological evolution.
(de Boer, 2000, p. 1)
以前の投稿で見たように, 自己組織化という特徴は, もしかしたら言語にとっても非常に重要な特徴なのかもしれない.
そして, その自己組織化の行動の説明力が高ければ高いほど, 生物学的な進化の説明項目を減少させることができる. これはミニマリスト・プログラム風に言い換えるならば, 第三要因に様々な現象を帰着することができるならば, 第一要因の対象を減らすことができると言える.
この自己組織化という観点は非常に興味深く, より深く学んでみたいと思う.
参考文献
- de Boer, B. (2000). Emergence of sound systems through self-organisation. In Proceedings of the 3rd International Conference on the Evolution of Language. Paris.