実験のデザイン
理論研究において,その理論の整合性を確かめるために,実験などで観察することは非常に重要である.しかし,その実験というのは非常にデザインが難しい.次の一節を見てみたい.
it is easy to design experiments that yield noise and hard to design ones that yield meaningful results, a task that often requires determining whether the experimental method proposed gives the right results in clear cases.
(Chomsky, 2011, p. 266)
ノイズを生み出す実験を設計することは容易だが,意味のある結果を生み出す実験を設計することは難しい.あまり考慮せずに実験を行ってしまうと,意図しないノイズというものがどうしても入ってしまう.
逆に言えば,真にその理論の正当性を確かめたい場合は,ノイズが混入しないような実験を想定しなければならない.他方で,真にノイズが混入しない実験というものは非常に難しく,どうしても測定機器の影響や他の要因の影響を受けざるを得ない時もある.
このバランス感が非常に重要であろう.
参考文献
- Chomsky, N. (2011). Language and other cognitive systems. What is special about language? Language Learning and Development, 7(4), 263-278.