音楽と言語は関連している?


音楽(特に西洋音楽)と言語(特に発話言語)にはいくつかの共通点がある。

  • 媒介要素が音
    • 音の高低、強弱、長さといった要素が、両者において重要な役割を果たす。
  • 構造を有する
    • どちらも規則に基づいて構成されています。音楽には、音階、コード進行、リズムといった規則があり、音声には、文法、発音規則といった規則がある。
  • 普遍性
    -音楽も言語も人間という種において普遍的に存在している。

これらを踏まえて、Lerdahl and Jackendoff (1983) は西洋音楽にも生成文法があることを提案している。

メロディーと和声がつくる緊張と弛緩の組み合わせによって階層性がつくられるという。和声の機能は学問として確立しているので、楽譜に基づいてその音楽の生成文法を曖味さなしに描くことが可能である。

畠山雄二. (2017). P.244

音楽の方が学問として確立しているのであれば、そちらの分野から言語の方に新たな知見をもたらせるかもしれない。

参考文献

  • 畠山雄二. (2017). 最新理論言語学用語事典. EBSCO eBooks.
  • Fitch, W. T., & Martins, M. D. (2014). Hierarchical processing in music, language, and action: Lashley revisited. Annals of the New York Academy of Sciences, 1316(1), 87–104. https://doi.org/10.1111/nyas.12406
  • Patel, A. D. (2003). Language, music, syntax and the brain. Nature Neuroscience, 6(7), 674+. https://link.gale.com/apps/doc/A185558637/AONE?u=googlescholar&sid=googleScholar&xid=ffd17d98
  • -Lerdahl, F., & Jackendoff, R. S. (1996). A Generative Theory of Tonal Music, reissue, with a new preface. MIT press.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です