ミニマリスト・プログラムにおける単純性


以前の投稿でミニマリスト・プログラムは, 大きなパラダイムシフトを伴った理論であることをまとめた. 今回はそこからさらに, このプログラムがどのように規定されるべきかについて見てみたい.

As the MP is a search for simplicity and an attempt to reduce the language specific rules including the principles and parameters, the crucial properties and relations must be stated in the simple and elementary terms of X-bar theory (Chomsky 1995: 172).

(Al-Horais, 2013, p. 84)

その重要な特性や関係性は, Xバー理論の単純かつ基本的な用語によって規定されなければならない. ここで興味深いのは, 特性や関係性といったものは規定されるということである.

つまり, 今までは関係性や特性を記述していたが, それは「なぜそうなっているのか」といったところまで考慮が及ぶことになる.

そして理想的には, 少ない操作や要件から自然にその関係性などが導出できるような理論構築というのが, ミニマリスト・プログラムの目指すべき方向性であると言えるだろう.

参考文献

  • Al-Horais, N. (2013). The minimalist program and its new insight to the concept of universal grammar. Journal of Universal Language, 14(2), 79–112. https://doi.org/10.22425/jul.2013.14.2.79

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