コストのかからない操作


以前の投稿でたびたびFormSetという概念については言及している. このFormSetでは, 境界のない集合(unbounded set)を生成することができるが, このことについて述べている一節を見てみたい.

The only other permissible relation is unbounded set, with the SBO FormSet (FS). We can assume this to be a costless operation available freely for all inquiry, hence almost never mentioned in the study of language or elsewhere. We use it, for example, in constructing the workspace WS and the lexicon LEX.

(Chomsky, 2024, p. 6)

ここで今回考えてみたいのは, costless operation(コストのかからない操作)という観点である. この一節では, これを「あらゆる探求において自由に利用できる」と想定している. こういったものを用いるのは, 理論の応用度を大幅に高めるが, それと同時に, どうしても何でもありになってしまう傾向があることは否めないだろう.

だからこそ, このような大胆な発想を用いる際には, それがどのように適用できるかといった具体的な検討が重要になってくる.

参考文献

  • Chomsky, N. (2024). The miracle creed and SMT. In M. Greco & D. Mocci (Eds.), A Cartesian dream (pp. 3–32).

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